サーバント・リーダーシップの提唱者、ロバート・K・グリーンリーフは、インディアナ州のテレホートで生まれ、カールトン大学を卒業後、父の経営する会社で2年ほど勤務する。彼の父 ジョージ・W・グリーンリーフはその地域でさまざまな貢献をし、謙虚でとても正直な人であり、息子にとってサーバント・リーダーのロールモデルでもあった。
ロバート・グリーンリーフはその後、当時世界で最大規模の通信会社AT&Tに職を得、会社生活のほとんどを、マネジメントの研究や開発、教育に捧げる。退職前にはマサチューセッツ工科大学やハーバード・ビジネス・スクールでも客員講演を行い、またダートマス大学やヴァージニア大学で教鞭をとった。AT&Tを早期退職後、教育コンサルタントとして第2の人生を歩み始め、応用倫理研究センターを1964年に創設。
リーダーシップ研究の中で彼は“サーバント・リーダー”という言葉を生み出し、66歳の1970年には“リーダーとしてのサーバント”というタイトルでエッセイを発表し、米国におけるサーバント・リーダーシップの認知度を上げ、1990年に亡くなるまで執筆活動を続けた。
彼はサーバント・リーダーシップの本で、「真のリーダーはフォロワーに信頼されており、まず人々に奉仕することが先決である」と提言し、リーダーシップには高位な職権が伴うものではないと言及。
彼が創設した組織は1985年にGreenleaf Center for Servant-leadershipと名前を変え、グリーンリーフは1964-1984年まで理事代表者として貢献した。今日サーバント・リーダーシップを推進するグリーンリーフ・センターの本部はインディアナポリスにあり、そのほか11ヶ国で活動中。グリーンリーフの書籍は数十ヶ国語に翻訳された。
マネージメントと組織、道徳的権限、ビジネスの直感、意思決定一致、他のトピックなどへの彼のアイデアは、今でも世界的に高い評価を受けている。
ロバート・グリーンリーフの考え方はスティーブン・コヴィー、ピーター・センゲ、ウォーレン・ベニスなどの組織のトップリーダーから称賛され、ピーター・ドラッカーは彼を”私が出逢った中で最も賢い人“と称賛。
最後に、ロバート・グリーンリーフの言葉のいくつかを紹介:
サーバント・リーダーはまずサーバントである。それは生まれながらに持つ奉仕したい感情であり、奉仕が第一である。そして意識的に選択してリードしたいと思うようになるのだ。 サーバント・リーダーであるかどうか、実行するのは難しいが判断するのに最も良いテストは:「奉仕されている人々は人間として成長しているか?」「奉仕されることで彼らはより健康になり、賢く、自由で、自立した存在として自分自身もサーバントとなっているか?」そして「社会で最も特権のない人々に与える影響はどうか?恩恵を受けているか?これ以上恵まれないことにならないだろうか」
人は仕事のために存在すると同様に仕事は人のために存在する。
夢を持たなければ何も起こらない。何か偉大なことがおきるには、そこに夢がなければならない。
偉大なことの背景には偉大な夢をもった夢見る人がいる。夢見る人より、それを夢に終わらせず実際に起こすことも必要だが、まず夢ありきである。