あなたは日本人で、ノーベル賞候補に5回も推薦された、牧師、
社会事業家、作家である賀川豊彦氏を知っていますか?
賀川氏は、ノーベル平和賞に3回、ノーベル文学賞に2回推薦されています。
また、様々な社会運動の草分け的な存在であったこと、生活協同組合を
はじめとする協同組合の礎を作った人物でもあります。
生活協同組合運動をはじめ、その生涯を「よりよい社会づくり」のために
捧げた「生協の父」、SDGsの先駆者とも言われる賀川豊彦氏の歩んだ道から
改めてサーバントリーダーについて学んでみたいと思います。
講演概要
1「働き方改革」から「生き方改革」の時代へ
2「生き方改革」に必要な「生き方モデル」
3 賀川豊彦が歩んだ人生とサーバントリーダーシップ
4 賀川のフォロワー達について
5 賀川がSDGsの先駆者と呼ばれる理由
6 賀川の人間力の特徴
7 賀川の「生き方」が今注目される理由
新型コロナウイルスの影響とDX(デジタル革命)の進展により、
テレワークをはじめとする「働き方改革」の分野においては、
一気に変革の波が押し寄せて参りました。
その一方で経済的にピンチに立たされ、「この先自分はどう生きて行けば良いのか?」
といった「生き方」に関する不安を抱く方や、“人生100年時代”を迎え、
これからの自分の「生き方改革」を迫られている方々も少なくありません。
自らの「生き方改革」を進めていく中で、どうしても必要な要素の一つに
「生き方モデル」の存在があります。その人の「生き方」に共感・共鳴し
「この人のような精神を持って生きたい」という強い想いが心の底から
湧いてくる人物であるかどうかが大切です。
当協会の「近代の優れたリーダーに学ぶサーバントリーダーシップ研究会」
の第一回目に取り上げた賀川豊彦は、現在では“忘れられた巨人”
と呼ばれていますが、SDGsの先駆者でもあります。
協同組合運動を始めとする多くの社会運動や平和運動に携わり、
ノーベル賞候補に5回も推薦されました。
希望が見えにくい昨今にあって、賀川豊彦と多くのフォロワー達が
歩んだストーリーに触れると“希望の灯火”が見えてきます。