2022年9月9日(金)19:00~、Zoomにてサーバントリーダーシップ読書会を開催いたしました。
今回は、初めてのご参加の方がお一人いらっしゃいました。
今回の範囲は、ロバート・K・グリーンリーフの「サーバントリーダーシップ」(金井壽宏監訳、金井由美子訳。2008年、英治出版)の421ページ10行目 「カウリングのような人物は、自分の大学の教職員を」から、434ページ4行目 「熱心に講義を受ける姿を思い浮かべると、とても微笑ましい」まででした。
皆さんで少しずつ回読した後、ブレイクアウトルームに分かれて意見交換しました。
今回の範囲はカウリングについてのパートの続きの部分です。
ブレークアウトセッション後の全体共有の場で、
「カウリングについて、前回のイメージとは変わって、実はユーモアがあり、人間的で温かみのある人だと分かった。サーバントな属性を持った人だと感じた」
「社内で実施しているサーバントリーダーシップの研修で、理想的なリーダー像を議論する場面があるが、その中で多いのは『人柄がいい』と『導いてくれる』という回答が多い。実際に、人間味と導く力が必要なのだと思う」
「本文の中で『配慮してくれた』という部分があるが、これこそサーバント的で大事なことだと感じた」
「『ビルダー』とは、組織を作るだけでなく、理念やカルチャーを作り上げ、強力に推進し、お金を集めることも大事。そのためにも、ユーモアや人間味、温かみが人を惹きつけるためにも必要なのだと思う」
「カウリングは自分を律することができる人だと思う。24時間、責任を全うしている」
「リーダーは、夢と希望を持ち、明るく楽観的である必要があるという部分に共感した」
「カウリングは、学生のため、大学のため、家族のために自己管理を徹底している」
「職場の上司に疲弊して、いつもと異なる様子の読書会の参加者を見て、リーダー次第で一緒に働く人がこんなにも変わってしまう実例を見た。まさに心理的安全性が大切なのだと実感した」
「本文の中で、『頻繁に会合を開く』、『相談を受ける』、という部分があったが、そういう上司であってほしいと切に願う」
「カウリングは、人とどう接しなければいけないかを示してくれた」
「私はこの読書会では、学問的なことを追究しようとは思っていない。サーバントリーダーとはどんな人なのか、自分は明日からどうすればよいのか、のヒントを探している。今回のパートは、まさにその参考になった。」
「カウリングの一瞬のうちにその場に応じた話を作る能力がすばらしいと感じた。ネタを用意しているのかもしれないが、常に人を観察しているのだろう。そうした部分も行動様式の参考になるので、改めて読み返してみたい」
などのご意見・ご感想がありました。
次回は、10月14日(金)開催予定です。
当協会の読書会は、途中回からのご参加も大歓迎です!
みなさま奮ってご参加ください。