2022年11月11日(金)19:00~、Zoomにてサーバントリーダーシップ読書会を開催いたしました。
今回の範囲は、ロバート・K・グリーンリーフの「サーバントリーダーシップ」(金井壽宏監訳、金井由美子訳。2008年、英治出版)の447ページ10行目「引退してもなお、カウリングが才能を捧げた組織は、他にも多数ある。」から、458ページ5行目(ページの最後)「そして社会のために彼が残した財産となることを祈っている。」まででした。
皆さんで少しずつ回読した後、ブレイクアウトルームに分かれて意見交換しました。
今回の範囲はカウリングについてのパートの最後の部分です。
ブレークアウトセッションの後に、ブレークアウトセッションで出た話を全体で共有しました。
その中で、
「一見、カウリングはトップダウン型のリーダーに見える。しかし、公共に対する奉仕の精神がある」
「自分が大学生の時、「この野郎!」と思っていた先生がいたが、今は感謝している。自分が成熟したからなのかもしれない。カウリングが大学生は感謝をしないと言っているのは、これと同じことなのかもしれない」
「感謝には成熟が必要。感謝できない人を見ると、「成熟できていないのかな」と思う」
「学生たちが学生寮で賭けをしていたのを見つけたカウリング学長が、普通ならモラルを正そうとするところをそうはせずに、何も言わなかった。かえって教育効果があったのではないか」
「カウリングが学生寮に、友達として訪ねていったときのこのエピソードは心が温まった」
「450ページの後ろから4行目の「人間そのものが脆弱で間違いが多いからだ」という部分が印象に残った」
「リーダーは人格が大切で、人望がないとできないと感じた」
「最後は人間性が大切。会社を辞める時、結局、成果より人間性が高い人が惜しまれる」
「企業では数字を上げられる人が評価されるが、人間性が高い人も評価される仕組みを考えてみたいと思う」
「ブレークアウトセッションで各自の組織の取り組みを話されていて、とても参考になった。その取り組み自体がサーバントだなと感じた」
「カウリングは、自分が信じる信念を基に行動するところが素晴らしい」
「結果として解決できなくても何もしないよりマシ。問題に立ち向かうことが大切」
「真田理事長の書籍『サーバント・リーダーシップ実践講座』を読み直し、サーバントリーダーシップは哲学であり、生き方そのものである、という言葉に共感でき、元気づけられた」
などのご意見・ご感想がありました。
次回は、12月9日(金)開催予定です。
当協会の読書会は、途中回からのご参加も大歓迎です!
みなさま奮ってご参加ください。