2022年12月9日(金)19:00~、サーバントリーダーシップ読書会(オンライン)を開催いたしました。
今回の範囲は、ロバート・K・グリーンリーフの「サーバントリーダーシップ」(金井壽宏監訳、金井由美子訳。2008年、英治出版)の459ページ「9.官僚主義社会におけるサーバントとしての責任」から、482ページ3行目(6行目)(ページの最後)「一角獣を探してみてはいかがでしょうか。(完全なる美徳の象徴とも言われている)」まででした。
今回、約2年ぶりの方が参加してくださいました。
皆さんで少しずつ回読した後、ブレイクアウトルームに分かれて意見交換しました。
今回の範囲は、少し長い範囲でした。
ブレークアウトセッションの後に、ブレークアウトセッションで出た話を全体で共有しました。
その中で、
「サッカーW杯で活躍した森保監督は、若手の意見に耳を傾けたり、人格者でもあると聞いている。優れたサーバントリーダーなのではないか?」
「批評しかできない人がいっぱいいる。その点、森保監督は「美徳」を見せたのだと思う」
「不完全なものを受け入れるユーモアが大切だと感じた。美徳を失わないことも大切だと理解した」
「傾聴、とくに話の聞き方が重要だと思う。若手と積極的にコミュニケーションを取るように心掛けている。本音で話せるようにしておかないと、何か困ったことがあっても「いいこと」しか話さなくなる」
「傾聴が大事だと頭では分かっているが、つい話を遮ってしまうことはある。傾聴は難しいことだと思う」
「会社の研修につながる話が多かった。聴くとは姿勢なのだという部分が心に残った」
「一角獣の話は、『たくさんのお月さま』という絵本にも載っている寓話。この絵本の中では、「何でもおしまいまで行ってみないとわからない」という教訓として載っている。グリーンリーフは違う意味で捉えている可能性があると感じた」
「一角獣の寓話は、「驚きを忘れてはいけない」「人を決めつけてはダメ」という意味だと理解した。自分も「一角獣」を見えるようになりたい」
「毎日、一角獣がいないか見るというのは、要するにいないものを見るということ。見えないものを見ることが語源のビジョンやビジョナリーに通じる。スピアーズによる「サーバントリーダーの10の属性」の「概念化」にも載っている」
「この本は難しいが、皆さんと話すと理解が深まる。話すことで心が洗われる」
などのご意見・ご感想がありました。
次回は、1月13日(金)開催予定です。
当協会の読書会は、途中回からのご参加も大歓迎です!
みなさま奮ってご参加ください。