2023年5月12日(金)19:00~、サーバントリーダーシップ読書会(オンライン)を開催いたしました。
今回の範囲は、ロバート・K・グリーンリーフの「サーバントリーダーシップ」(金井壽宏監訳、金井由美子訳。2008年、英治出版)の
・525ページ 「学習する組織」から
・549ページ17行目(ページの最後) 「二十四人の一人としてセンゲ博士を取り上げた。」まで
でした。
今回は参加者全員で会読した後、ブレイクアウトルームに分かれずに全員で意見交換しました。
「ピーター・センゲは、「終わりに」において様々な人を挙げて、サーバントリーダーシップとはこういうものだとまとめてくれている。
546ページの「その人のまわりの人々が成長していますか」の問いが、サーバントリーダーとして活躍できているかの判断基準であるという部分が非常に心に残った。」
「同じく、「その人のまわりの人々が成長していますか」の部分はサーバントリーダーシップが機能しているか否かの重要なファクターだと理解した。」
「この書籍の原著は元々1977年に出版された。その後絶版となったが、25周年の2002年に再版された。その際に、コヴィーとセンゲが寄稿している。現在が2023年なので、21年くらい前の時代背景ということになる。
8年位前にアメリカにいたが、その時点では2002年頃の様子よりも、アメリカはサーバントリーダーシップ的になってきていると感じた。」
「対話が大切だと感じた。コロナ禍における台湾のオードリー・タンさんの書籍を読んだが、その中でも対話を非常に重視していると感じ、サーバントリーダーシップに通じるものがあると思った。」
「547ページに「上層部の人間しか変革を生み出すことはできないと断言」することは「あってはならないことだ」とある。もしかしたらかつてのアメリカではそういう社会だったのが、現在はサーバントリーダーシップが浸透してきているとしたら、いつか日本もサーバントリーダーシップが浸透するのではないかと期待できる気がした。」
「549ページに「サーバントリーダーシップの能力を持つ人は、<組織>全体に散らばっていなければならない」「サーバントリーダーとなる人が、いたるところで増えてほしい。」と書いてあるが、自分もその中の一員になりたいと思う。」
「今回で本書を読了したことになるが、1冊読み終えて非常に感慨深い。皆さんのご意見やご経験を聞くことで、毎回深い学びがあった。」
などのご意見・ご感想がありました。
次回は、6月9日(金)開催予定です。
次回から12月までの7回で「サーバントであれ」を会読します。
当協会の読書会は、途中回からのご参加も大歓迎です!
みなさま奮ってご参加ください。