2023年8月24日(木)19:00~、サーバントリーダーシップ第1章を読む会を開催いたしました。
今回の範囲は、ロバート・K・グリーンリーフの「サーバントリーダーシップ」(金井壽宏監訳、金井由美子訳。2008年、英治出版)の
・77ページ1行目「説得――ときには一度にひとりずつ」から
・95ページ14行目「を参照していただきたい)。」まで
でした。
■78ページ2行目、その方法は穏やかだが、わかりやすく、そして根気強く説得する
説得というと威圧的なイメージがあるが、ここでいう説得はそうではない。サーバントリーダーシップでは、穏やかで、わかりやすく、根気強く説得する。
■78ページ5行目、問いを投げる
ここでいう説得は、決して押し付けるのではない。「これが正しいのだ」と言っているのではなく、問いを投げかけて、相手の意見を聞いて、質問して、相手の意見を聞いて、という中で、結果的に納得するまで説得している。
■79ページ4行目、人は誰でもある程度までは道徳的な条件を備えている
人は誰でも道徳的な部分があるから、そこに訴えかけて説得していくということなのだろう。
サーバントリーダーというと優しいイメージがあるが、何十年も説得し続けるなんて、根性の塊で、それだけの情熱を持って取り組んでいる人なのだろう。こういうエネルギーに満ちて情熱を持った人が、グリーンリーフが考えるサーバントリーダーのお手本として紹介されている。
■80ページ6行目、彼は自分が何者かを心得ており
自分が何者かはなかなか把握できていないことが多い。自分としては、それを探る旅が必要。
■84ページ9行目、彼らは価値のある人々だということを
職場で、理想とするところに到達していない、欠けたところがたくさんある人でも、欠けていない何かいい面もきっと持っているはずだと信じ、この人にはどんなことが任せられるか、何ができる人かなどと、いいところを見つけるようにしていた。
■85ページ4行目、万華鏡のようにくるくる変わる今の時代、
今とは時代が異なるが、いわゆるVUCAの時代のことだ。VUCAの時代にリーダーがすべて分かっていて何でもできると思ってやったとしても、うまくはいかない。だから当事者や現場の声を聴いて、彼らが活躍できるようにサポートしていくことが必要。
■86ページ6行目、今の考え方を捨てることだ。
自分が全部を解決するのではなくて、当事者が解決できるのをサポートしていくのが自分の役割だと言っている。
■89ページ、コミュニティ
日本の高度成長期の家族的経営の会社はコミュニティだったのではないか。それを放棄したことで、衰退につながっているのではないか、と感じた。
などのご意見・ご感想がありました。
次回は、9月21日(木)開催予定です。
みなさま奮ってご参加ください。