過去の活動報告

【開催報告】サーバントであれ第4回読書会を開催いたしました(2023年9月8日)

開催日時:
2023年9月8日(金)19:00~21:00
場:
オンライン(Zoom)
ファシリテーター:
藤岡 学

2023年9月8日(金)19:00~、サーバントであれ読書会(オンライン)を開催いたしました。

今回は、ロバート・K・グリーンリーフの「サーバントであれ―奉仕して導く、リーダーの生き方」(野津智子訳。2016年、英治出版)の第3章を読みました。

サーバントであれ読書会

今回も参加者全員で会読した後、ブレイクアウトルームに分かれずに全員で意見交換しました。

■167ページ10行目、大学は二〇世紀の終わりごろに、かつて大学が持っていた啓蒙的な影響力を取り戻し

10年くらい前にアメリカの大学で、15名程度が限度の少人数のクラスで、学生中心のプレゼン・ディスカッションの授業を見た。
1990年代くらいから、そのような試みが始まったらしい。
それまでは、日本のようなレクチャー形式の授業が大半だったが、そのような試みは非常に難しい。
教員は上の立場から教えてあげるということをやってきた。
その反対に、学生たちが話すことに耳を傾けて聴くという立場にならないといけないというのはとても大変なことで、教員がまさにサーバントでないとこのような授業は成り立たない。
そのおかげか、グリーンリーフの予言通り1990年代くらいからアメリカの大学は非常に活気を取り戻し、大きな役割も果たすようになったのだろう。

 

■160ページ1行目、新たな夢が必要である。

サーバントリーダーシップの本質はこれだと思っているのだが、サーバントリーダーシップは人に奉仕するのではなく、夢やビジョンに奉仕するのがすべてだと思う。
それを私たちは見守り、うまくいかないときにアドバイスなど手を差し伸べるのが良い。

今の時代のキーとなるのは若者なので、それをいかに支えてあげるかが重要だと感じた。
職場でも若い人が改革を始めると、はやり活気が出る。
それを私たちは見守り、うまくいかないときにアドバイスなど手を差し伸べるのがいいのだろう。

リーダーが若手をフォローできるかどうかで、彼らは大きく変わってくる。

若い人たちが安心安全な環境で話せることが重要。

リーダーがビジョンを語れることが必要。
優秀な学生が大勢入社する大手企業の離職率が高かったりする。
その会社にいたら同級生に後れを取るかもしれない、ここから別の会社に移った時にやっていけないかもしれない、などと不安にかられて転職してしまうようだ。
福利厚生が整っていて安全なだけではダメで、ここにいたらこういう風に成長できる、この人についていけば自分は新しい自分になれる、というようなビジョンを示した導きも必要なのだろう。
なんでも話せる安心な場も必要だが、ここにいたら成長できるという指標となるようなリーダーも必要で、その両方がサーバントリーダーには必要なのではないかと思った。

などのご意見・ご感想がありました。


次回は、10月13日(金)開催予定です。

12月まで「サーバントであれ」を会読します。

当協会の読書会は、途中回からのご参加も大歓迎です!

みなさま奮ってご参加ください。