2023年10月13日(金)19:00~、サーバントであれ読書会(オンライン)を開催いたしました。
今回は、ロバート・K・グリーンリーフの「サーバントであれ―奉仕して導く、リーダーの生き方」(野津智子訳。2016年、英治出版)の第4章を読みました。
今回も参加者全員で会読した後、ブレイクアウトルームに分かれずに全員で意見交換しました。
■169ページ1行目「第4章 夢を先延ばししていないか」
第4章のタイトルは「夢を先延ばししていないか」となっているが、現代の日本の大学生はバブル崩壊後、夢を持てなくなっているのではないか。そのため、本章のような内容のメッセージはそもそも現代の日本の大学生には響かないかもしれない。
グリーンリーフは、大学1年生に将来サーバントリーダーになるための種まきのようなことをしたかったのではないかと感じた。
■170ページ1行目「みなさんはオハイオ・フェローズに応募し・・・」
本章のメッセージの対象者は、特別に応募してきた優秀な学生なのではないか。教員がそういった優秀な芽をつぶしているかもしれないと感じている。こういうことを学びたい、こういう社会貢献をしたいという学生の芽をつぶさずに伸ばすにはどうすればよいか考えていきたい。
■170ページ4行目「自己実現をめざす人間になることによって社会的貢献をめざす」
今の学生は夢がないという意見もあったが、今の若い人は捨てたものではなく、世の中の社会課題を解決したいという思いを持っている人たちも多いと私は感じている。そういった若い人たちの思いを私たち年配者が邪魔をしないようにすることが大切である。
■172ページ8行目「姿勢」
姿勢という言葉が何度も出てくるが、自分がどういう風にあるか、どういう姿勢でいるか、ということが大切な気がする。
■194ページ最後「世界から絶えず距離を置いていて」
ついつい外を見がちであるが、自分が驚くことや感動することが謙虚さであり、大切なのだろう。ここでは学生向けに書かれているが、どれだけいろいろなものを受け入れられるか、驚けるか、というメッセージは私たちの年代にとっても大切で、とても心に響いた。
■197ページ9行目「人生の唯一の意味は、自分の内にある光に導かれて生きるところにある」
自分なりに行動して、自分はこれをやっていくのだということを見せることがサーバントリーダーシップなのではないかと思った。
などのご意見・ご感想がありました。
次回は、11月10日(金)開催予定です。
12月まで「サーバントであれ」を会読します。
当協会の読書会は、途中回からのご参加も大歓迎です!
みなさま奮ってご参加ください。