2023年12月8日(金)19:00~、サーバントであれ読書会(オンライン)を開催いたしました。
今回は、ロバート・K・グリーンリーフの「サーバントであれ―奉仕して導く、リーダーの生き方」(野津智子訳。2016年、英治出版)のはじめにの部分を読みました。

参加者全員で会読した後、ブレイクアウトルームに分かれて意見交換しました。
■8ページ2行目「はじめに、奉仕したいという気持ちが自然に沸き起こる。」
サーバントリーダーシップについて学び続けているが、このような境地に達するにはまだまだ道半ばだと感じている。
■15ページ6行目「サーバントリーダーには次のような一〇の特徴がある」
この10の特徴は日本企業の文化に即しているのではないか。松下幸之助の著書にあった言葉に相通じるものがあると感じた。
■31ページ2行目「サーバントリーダーシップは、日本人が得意とするコンセンサス形成のように機能する」
日本企業でコンセンサス形成が機能していたのは、高度成長期からバブル崩壊までは終身雇用で年功序列型の賃金体系だったため、多少言いたいことを言っても罰せられず、反抗しても安全性が保たれている職場だったからではないか。身分の安全が保たれているから心理的安全性も担保されており、みんなが意見を交換できたのではないか。
世界的なヒット製品を出していた日本有数の電機メーカーは、心理的安全性を大切にしていたから世界を驚かせる製品を次々と開発できたのだろう。ところが、90年代ごろに成果主義を取り入れたころから、途端にみんなが委縮してしまったという話をきいたことがある。
このような心理的安全性が保たれる職場でないと、サーバントリーダーシップも機能しないのではないか。
■グリーンリーフが説くサーバントリーダーシップは、目指すべきところに対して奉仕していくという要素が強いと思う。ところが、ラリー・スピアーズの文章では、上司から部下へ寄り添い、人に優しくという要素が強く出ているように感じた。
緑の「サーバントリーダーシップ」の書籍の方が、リーダーシップ、つまり、力強く導くことに重きを置いているような印象を受けた。
大谷翔平選手はグラウンドに落ちているゴミをみつけると、黙って自分で拾っている。子どもたちがその姿を見習っているという話だ。企業人も同じように、サーバントリーダーの姿を見て育っていくようにすることが大切ではないか。その先頭に立つのがリーダーなのだろう。
などのご意見・ご感想がありました。
次回は、1月12日(金)開催予定です。
1月から緑の「サーバントリーダーシップ」を会読します。
当協会の読書会は、途中回からのご参加も大歓迎です!
みなさま奮ってご参加ください。
