2024年1月12日(金)19:00~、サーバントリーダーシップ読書会(オンライン)を開催いたしました。
今回の範囲は、ロバート・K・グリーンリーフの「サーバントリーダーシップ」(金井壽宏監訳、金井由美子訳。2008年、英治出版)の
・35ページ1行目「はじめに」から
・42ページ12行目「この後のページに書かれるべき、きわめて重要なものだ。」まで
でした。
今回は短かったので数名で会読した後、ブレイクアウトルームに分かれて意見交換しました。
・読書会の参加者から、過去に失敗をしたが、こうしたい、こうありたいというビジョンを持つことでうまくいくようになったという経験談を伺った。サーバントリーダーはビジョンを持っていることが重要だと感じた。
・外資系企業に勤務しているが、上司からサーバントリーダーシップの講座の受講を勧められ、今回読書会に参加した。その上司は、常に「何か困っていることはないか、何か自分にできることはないか」と聞いてくる。まさにサーバントリーダーだと思った。外資系企業なので結果に対する追求は非常に厳しいが、結果を求めつつ、プロセスはサーバントなのだと思った。
・サーバントリーダーの完成形があるかどうかわからないし、グリーンリーフ自身も完成といえたかどうかわからないが、サーバントリーダーになることを追求し続けていることに意味があるのではないかと感じた。この読書会の参加者は、まさにサーバントリーダーになろうとしている人たちであり、一緒に学べてとてもよかった。
・この読書会では、多業種・多分野の方々とお話しできたことがよかった。
・この読書会に参加されている皆さんが、自身の置かれている環境を分析しつつ、サーバントリーダーシップを実践しようとしている様子を拝見することができた。
・今回の読書会の範囲で引っかかったところはないか聞かれ、皆さんから答えをいただいた。一人で読んでいるとつまづくことも、みんなと読んで話し合うと理解が進み、この分厚い本でさえも読めそうな気がした。
・リーダーシップは、結局は人間性、つまり人格の問題なのではないか。サーバントリーダーシップも技術ではなく、哲学である。ウォーレン・ベニスのリーダーシップの書籍にも、リーダーシップは人格の問題だと書いてある。東洋では当たり前の思想かもしれないが、論語でも人間がしっかりすれば人々がついてくるとしている。そのために人間性を磨く一般教養・リベラルアーツが大切なのではないか。
などのご意見・ご感想がありました。
次回は、2月9日(金)開催予定です。
当協会の読書会は、途中回からのご参加も大歓迎です!
みなさま奮ってご参加ください。