過去の活動報告

【開催報告】サーバントリーダーシップ第4回読書会を開催いたしました(2024年4月12日)

開催日時:
2024年4月12日(金)19:00~21:00
場:
オンライン(Zoom)
ファシリテーター:
藤岡 学

2024年4月12日(金)19:00~、サーバントリーダーシップ読書会(オンライン)を開催いたしました。

今回の範囲は、ロバート・K・グリーンリーフの「サーバントリーダーシップ」(金井壽宏監訳、金井由美子訳。2008年、英治出版)

・84ページ11行目「そして、今!」から
・106ページ15行目「危険なほど想像力を働かせよ!」と。(第1章の最後)」まで

でした。

全員で会読した後、ブレイクアウトルームに分かれて意見交換しました。

サーバントリーダーシップ読書会

 

■88ページ14行目「自分自身の癒しのためなのだ」

ヒーリングが自分自身の癒しのためということは、サーバントリーダーになるためには自分がヒーリングされていなければならないのだろう。

 

■97ページ10行目「(サーバントリーダーは)大地に近いどっしりとした存在」

植物は土壌から養分を得るが、養分を与えられるような存在になれればいいなと思っている。

 

■98ページ1行目「サーバントを見分けるにはどうすればいいか」

サーバントとそうでない人をどうやって見極めるかの話で盛り上がった。

 

■100ページ10行目「喜びは自分の内にあり、心の中で作られるものだ」

喜びというのは、どんな環境下にあっても苦しい中にあっても喜びを見出すことができる。

自分がサーバントリーダーになろうとしていくこと自体に喜びがあるのであり、それを妨げる敵は自分の中にある。つまり自分次第なのだと理解した。

 

■101ページ4行目「敵は誰か」

敵とは、自分の問題であると言い切っているところにこの話の強さがあると感じた。

 

■104ページ12行目「(若い人には)リーダーシップの準備は最優先にすべきだ」

最も身近なサーバントリーダーは親なのではないかと感じた。サーバントリーダーが現れるとき、サーバントとして現れると書いてあった。それはまさに無償の愛を注いでくれる親そのものだなと思った。愛情を注いでいるからこそ、強い言葉を投げることもあるし、包み込もうという思いもあるし、導こうという姿勢があるのだろう。
リーダーシップの準備の一つが親の姿なのではないか。最初に出会うのは親であり、親のサーバントリーダーシップを見て、こういう人になりたいと思うのではないか。サーバントリーダーがサーバントリーダーを育てていくのではないか。

愛子内親王様の話で、自分にとってうれしいことがあったときは、ご両親(天皇陛下・皇后陛下)が自分のことのように喜んでくれ、自分に困ったことがあったら自分事のように一緒に悩んでくれる、という話があった。これは、親の姿、サーバントリーダーとして学ぶことが多い。自分の子どもに対しても従業員に対してもそのようにありたい。

 

 

ディスカッションの中で、この本は脈絡がなくてわかりづらいと話したところ、他の方から「この本はナラティブ、つまり物語として読むと自分なりの解釈がしやすいよ」とヒントをもらい、本当にその通りだと思った。

 

組織には関係性が重要だと思っているが、価値観によって違いがあることをお互いに認めることが原点だという話を聞いて納得した。単なるやり方の違いなのか、そもそも目指しているところが違うのかを考えないといけないとわかった。

 

どうしたら自分が一緒に働いている人たちがもっと自律的になったり成長したりするために何ができるかなと、よいリーダーになるために創造力を働かせて努力されている現場の方々の創意工夫や葛藤、悩みなどを吸収していき、少しでも社会に還元できたらいいなと考えている。

 

様々な業種・業界の方が、それぞれサーバントリーダーになるために努力されているお話を伺えてよかった。

 

などのご意見・ご感想がありました。


次回は、5月10日(金)開催予定です。

当協会の読書会は、途中回からのご参加も大歓迎です!

みなさま奮ってご参加ください。