2024年8月24日(土)13:00~、賀川豊彦記念 松沢資料館 見学ツアー勉強会を開催いたしました。
過日「近代の優れたリーダーに学ぶサーバントリーダーシップ研究会」や「オンライン講演会」において、典型的なサーバントリーダーであった賀川豊彦の功績や生き方から学ぶ機会を持って参りました。
今回はさらにそれを深める形で、実際に賀川豊彦資料館を見学しながら、サーバントリーダーシップの本質を探るための勉強会を企画致しました。
当日のプログラムとしましては「愛と協同」に生きた賀川豊彦の活動を写真パネルと資料展示でご紹介しつつ、数々の困難な状況を目の前にしながら、賀川がどのような考え方をベースに、どんな形で取組つつサーバントリーダーシップを発揮したのか?その具体的な事例をもとに特に以下の点を中心に解説をさせていただきました。
・「下座奉仕」という考え方について
・「救貧から防貧」へのシフトについて
・「協同組合運動」に力を注いだ理由と、サーバントリーダーシップとの関係について
・「生き方」としてのサーバントリーダーシップについて
資料館での見学と解説の終了後に、場所を変えて近隣のカフェで感想や意見交換のひと時を持ちました。
その席での会話や後日のアンケートからは以下のような意見が上がって参りました。
・賀川が若いころにスラムで活動した事は敬服に値する。
・「救貧から防貧」は今こそ世界的な課題であると思う。
・賀川は「忘れられた巨人」と言われているが、現代でもっと知られるべき人物である。
・賀川は自分で事業を起こし、人を育成し、普及した点では渋沢栄一と同じくらいの功績を残した。偉大なことを成し遂げた人物であることはよく理解できた。
・サーバントリーダーシップは「生き方」であるという点に共感した。自らの「生き方」を通して人々に良い影響を与えるのがサーバントリーダーであることが分かった。
次回に向けて改善すべき点も幾つか見つかり、更に質の高い見学ツアー勉強会を目指して行きたいと思います。