10月13日(土)、一昨年、昨年に引き続き、2018年度も横浜女学院中学校高等学校にて中学2年生にサーバントリーダーシップの授業を行いました。
文部科学省は、平成26年度より将来、国際的に活躍できるグローバル・リーダーの育成を図るために「スーパーグローバルハイスクール(SGH)」事業を行っており、横浜女学院様は「SGHアソシエイト校」の指定を受けております。
グローバル・リーダーになるには、語学力だけでなくリーダーシップを身につけることが重要です。しかし、子供たちの中には、「リーダー」と言うと、我田引水な自己主張をしたり、メンバーのことより自分のことばかりを考えたり、エゴ的で強引な人をイメージする傾向があるようです。
そこで、横浜女学院様では、目指すべきリーダー像としてサーバントリーダーを掲げておられ、「サーバントリーダーシップ」の授業をご依頼いただきました。
しかし、中学2年生にとっては「サーバントリーダーシップ」どころか、「リーダーシップ」についても興味もなければ、理解も難しいはずです。
そこでこの授業では、理論のレクチャーではなく、数多くのワークを盛りこみ、結果として「サーバントリーダーシップ」を実践したくなるカリキュラムにしています。
ワイワイと楽しく対話をしながら、授業が進むにつれて、だんだん真剣な眼差しに変化していく生徒の姿がとても印象的でした。
ワークショップ終盤の「身近な人にどんな親切をしてあげたいですか?」という問いかけには
・「笑顔で挨拶をする。」
・「筆箱を忘れた人に、筆記用具を貸してあげる。」
・「落ち込んだり、嫌な事があったりしたら話を聞き、お手伝いできることがあれば手伝う。」
等、様々な意見がでました。
毎年、この授業終了後に、小さな親切運動が自然発生します。
自らが、他人のために自発的に貢献することが「サーバントリーダーシップ」の第一歩です。彼女たちの成長が楽しみです。