2025年5月9日(金)19:00~、サーバントリーダーシップ読書会(オンライン)を開催いたしました。
今回の範囲は、ロバート・K・グリーンリーフの「サーバントリーダーシップ」(金井壽宏監訳、金井由美子訳。2008年、英治出版)の
・329ページ「6.財団におけるサーバント・リーダーシップ」から
・350ページ16行目(ページの最後)「彼らの人生から本当の豊かさが失われることになる。」まで
でした。
全員で会読した後、意見交換しました。

この章を読んでみて、慎重さと創造性という点で、財団は市場とはかけ離れた非営利で特殊な組織であり、このような組織の中でサーバントリーダーシップを発揮するのは難しいのだろうと感じた。
財団に基金の申請をしたときのことを思い出した。
申請する側も大変だったが、選定する側もこれから発展していく事業をしっかり見極めるという点で慎重さと厳正さが必要であり、大変だったのだろうと思う。
社会的に認められていく組織というのは、財団に限らず、慎重さと創造性の両方が必要なのではないか。
財団には慎重さと創造性だけではなく、高潔さも必要なのだと感じた。
このサーバントリーダーシップの書籍で財団について書かれている理由は何だろうかと、自分たちの討議グループで話し合った。
個人であっても組織であってもビジョンを持って、世の中のためになることをしようとするときに、その実現をサポートするのがサーバントリーダーなのだろうと感じた。
ビジョンを掲げることで、そこに財団にかぎらず応援しようという人々が集まる。
そうした点で、ビジョンを示すことは重要だと思った。
アメリカでは研究を続けるためには助成金を申請し続けないといけない。
日本でも同じだが、助成金の申請には、その研究にどのような社会的意義があるのかを明確に示さないといけない。
申請を審査する側も、その研究に社会的意義があるか、それが実現するか、つまり社会にとって良い結果が生まれるかを真剣に見極めていく必要がある。
研究の提案と審議は真剣勝負の場になっている。
公的な支援が行き届いていないところに財団が基金を分配して支援をすることは、社会的意義があると感じた。
そのような支援が正しく社会のためになるには、基金の分配を考える人にサーバントリーダーシップの必要性があるのではないかと思う。
財団がどのようなポリシーを持って、どのように世の中を良くすることを支援するのかがはっきりしなければ、支援の判断基準がなくなり、やがてその財団も存在意義を失ってしまうだろう。
社会解決の課題のためにはビジョンが大切だと思う。
正しいビジョンの形成のためにも、サーバントリーダーシップが必要なのだと感じた。
などのご意見・ご感想がありました。
