「第4回実践リーダー研究会」を開催致しました。
ゲスト : 株式会社シマーズ代表取締役社長 島津清彦氏
島津氏は、千曲不動産株式会社(*現スターツコーポレーション(株))入社後、取締役人事部長、常務取締役人事部長兼ピタットハウス事業部長、専務取締役を務めた後、スターツファシリティサービス(株)代表取締役社長、スターツピタットハウス(株)代表取締役社長を歴任されました。
なかでも、M&Aで買収したビル管理会社(スタ-ツファシリティサービス(株))の社長時代の取り組みをご披露いただきました。
会社は当時、ビル管理という業種柄、社員は高齢者の方が多く、地味で活気の無い職場でした。
そこで島津氏は、失敗談付プロフィールやブログを通じて、自身と社長としての考え方をさらけ出し、また社員の経営参画意識を高めるため「風土改革委員会」をスタートさせました。
また清掃・設備員のユニフォームのリニューアルを現場社員に任せるなど、成果物へのこだわりを通じて、社員との信頼関係を高めることに注力しました。こうした様々な取り組みの結果として、業績を赤字から在任1年で黒字に転換させ、従業員が元気になり、明るく楽しい社風に生まれ変わりました。そして社長退任時には、社員が『すべては島津社長と共に』という全社員の笑顔とメッセージが満載された本をプレゼントされたことを紹介し、実物とその温かいメッセージの一部を披露いただきました。
島津氏の話を受け、小グループに分かれて感想や質問等の活発な話し合いが行われました。
参加者より「この取り組みが徹底できたのはなぜか?」の質問に、島津氏は「自分が壁にぶつかった経験から、「初心」と「人への感謝」を忘れずに実践してきた」など、多くの質問に回答いただくことで、非常に中身の濃く、学びの多い会となりました。