過去の活動報告

第26回 読書会 開催報告

開催日時:
2013年4月9日(火)19:00~21:00
場:
レアリゼアカデミー

4月の読書会では、250ページから260ページまで読みました。
この部分は「中小企業から大企業への成長に関する覚書」という文章で、グリーンリーフがある中小企業の幹部に向けた覚書です。

筆者は、自身がAT&Tの管理職だった経験もあってか、大企業を評価しています。
そしてこの覚書には、中小企業から大企業に成長するためには、幹部の人たちが「日常業務管理者」から「進行管理責任者」になるべきであると説いています。
原書によると「日常業務管理者」とはアドミニストレーター・オブ・デイ・トゥ・デイ・オペレーションズであるのに対し、「進行管理責任者」とはマネジャー・オブ・プロセスとあります。
つまり日々の業務に終始するのではなく、マネジャーになりなさい、ということです。

「一般論として、マネジャーは部下を信頼して業務を任せるべきといわれていますが、いざ自らを振り返るとなかなか任せ切れない」
「仮に同じ千人規模の会社であったとしても、成長期にある会社と成熟期にある会社では違う。部下が育たないから会社が成長しない。成長している会社は、部下育成がしっかりしている」
「筆者が大企業といっている規模はどのレベルなのか、はっきりしない。会社の従業員規模としては、250人がティッピングポイントといわれており、それ以上の規模になると、仕組みが必要だ」といった意見が出ました。

世界的IT企業に勤務する参加者からは、同社ではトップが経営方針を出すときに、かなりのコストとエネルギーをかけて、社員にわかりやすいメッセージを発信しているとの話をしてくれました。
この会社ではトップが、社員にオーナーシップを持ってもらえるために、いかに腐心しているかを知り、メンバー一同が感嘆。

ということで、今回も活発な議論が交わされました。